仏壇は本尊や先祖、故人を祀るものです。しかし近年、仏壇を置かない家庭も増えています。仏壇は本来、子供、孫へと受け継いでいきます。ご先祖様があってこそ、今の自分が存在するのでご先祖様に手を合わせて冥福を祈ることは、大切なのです。
また、仏壇にお参りすることは、自分だけではなく、子供や孫、そしてそこから先の後世に命のバトンを継ぐ意味にもなります。ですから親や祖父母から仏壇を受け継いでいるのであれば、定期的に仏壇に手を合わせましょう。そして、また自分の子供、孫へと引き継ぐことが大切です。
仏壇を家庭に置く意味としては、仏さまへのお参り・先祖・故人の供養はもちろん、「家族の繋がり」「子供の情操教育」が挙げられます。仏壇は、先祖や家族の供養だけではなく、仏様に家族の健康を祈ったりして家族の繋がり等を考える場にもなります。また子供と一緒に定期的に仏壇に手を合わせたりすることで、情操教育にもなるのです。
仏壇を家で管理することで、以上のような効果を得ることができます。お寺が遠いと、なかなかお参りしにいくのは難しいですが、家に仏壇があれば、毎日でも手軽にお参りすることが可能です。仏壇は家族が亡くなった時や、既にある仏壇が古くなった時に購入することが多いです。新品の仏壇を買った時は、僧侶を招いてお経をあげてもらいます。つまり、開眼法要と呼ばれるものです。
新しく仏壇を購入する時は、四十九日の法要までに用意するのが一般的です。なお、仏壇は宗派によって異なります。購入前は事前に僧侶に相談すると間違いありません。また、仏壇を新しいものに買い替える時は、古い仏壇に閉眼法要を行ってから、新しい仏壇の開眼法要を行います。このときは、僧侶を家に招いて一度に2つの仏壇にお経を挙げてもらうといいでしょう。
仏壇の購入についてですが、ハセガワ仏壇なら通販で仏壇を購入することができます。こちらでは、愛知県豊川市に構える工場で唐木仏壇や伝統的な金仏壇を製造し、販売を行っています。ホームページで実際の仏壇の写真や詳細を見ることができるので、ぜひ確認してみてください。きっと自分の家に合う仏壇が見つかるはずです。良い仏壇が見つかったら、さっそく通販で頼んでみましょう。
« 弔電の送り方お墓の耐震工事 »墓石を移動さすことは遺骨を既存のお墓から新しいお墓へ移して埋葬し直すことになります。これを改葬といい次の費用が必要となります。新しいお墓に関係するものとして墓地使用料・管理料、建墓費用、開眼・納骨法要の費用があります。古い墓石を新しい墓地に移動させるときの注意点は、あらかじめ寸法を測ってそれに合う広さの墓地かを調査しなければなりません。
また石材店に依頼して古い墓石をすべて使えるのか、一部だけなのかを見てもらいます。しかも新しい墓地の規定によっては古いものは認められないこともありこれも事前に調査が必要です。また移動距離が長ければ運搬費が多くかかり、移動中にひびが入るなどの危険もあります。そのため石材店から新しいものをすすめられることが多くなります。
既存のお墓に関するものとして、御魂抜きの法要費用、墓石処理費用、墓地を返還し更地にするための費用があります。なお古い墓石で建墓するときも御魂抜きの法要と開眼供養はしなければなりません。そして、市町村区役所への改葬許可書の発行など手続き費用と交通費などが必要となります。許可書は遺骨一体につき1枚必要となりますので、役所への申請書も遺骨一体ごとに提出しなければなりません。
« 年忌法要のマナー墓石の価格って? »納骨堂とは、霊園やお寺、墓地に設置してあるお骨を収める場所の事です。最近では埋葬の形態も随分と多様になってきました。
または家族の意向や事情などによって、お墓を建てないケースがあります。海に散骨することもよく知られていますが、自治体によっては全てのお骨を撒くことはできません。その場合は納骨堂などの施設に納める必要があります。
経済的な事情でお墓を建てられない場合や、子供がいない場合はお墓を建ててもお墓を守る人がいなくなってしまうこともあってか、納骨堂を利用する人が増えています。
一般的には、33回忌まで収めた後に共同墓地などに合祀されます。
運営者によって違いがありますので、事前に確認する必要があります。お盆などの時期には、僧侶による合同供養などが行われている場合もあります。
納骨堂の大きさや、建物の形状もたくさんの種類があり、代表的なものでは御影石やコンクリートで堅牢につくられている物が多いです。
中にはそれぞれのお骨を収める棚のようなスペースがあり、中央に祭壇が備え付けられています。防犯上の理由から、常に開放している事は稀で、管理人の方に御願いをしてお参りをします。
料金は設備や永代供養料などによって違いがあります。
例えば、設備に対して価格が良心的だと評判の早稲田納骨堂などは、新宿という都心にハイテク設備の数々ながら43万円からという良心的な価格の納骨堂になります。
遠くの滅多にお参りに行けないお墓に数百万円払うよりも、ふらりとお参りに行けるアクセスの地に納骨堂を求めることは非常に合理的と言えるのではないでしょうか。
今後、ますますこの傾向は増えるのではないかと思われます。少子化や地方の空洞化などで、従来のあるべき姿とされたお墓事情は大きく変わっていくことになるでしょう。
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