納骨堂とは、霊園やお寺、墓地に設置してあるお骨を収める場所の事です。最近では埋葬の形態も随分と多様になってきました。
または家族の意向や事情などによって、お墓を建てないケースがあります。海に散骨することもよく知られていますが、自治体によっては全てのお骨を撒くことはできません。その場合は納骨堂などの施設に納める必要があります。
経済的な事情でお墓を建てられない場合や、子供がいない場合はお墓を建ててもお墓を守る人がいなくなってしまうこともあってか、納骨堂を利用する人が増えています。
一般的には、33回忌まで収めた後に共同墓地などに合祀されます。
運営者によって違いがありますので、事前に確認する必要があります。お盆などの時期には、僧侶による合同供養などが行われている場合もあります。
納骨堂の大きさや、建物の形状もたくさんの種類があり、代表的なものでは御影石やコンクリートで堅牢につくられている物が多いです。
中にはそれぞれのお骨を収める棚のようなスペースがあり、中央に祭壇が備え付けられています。防犯上の理由から、常に開放している事は稀で、管理人の方に御願いをしてお参りをします。
料金は設備や永代供養料などによって違いがあります。
例えば、設備に対して価格が良心的だと評判の早稲田納骨堂などは、新宿という都心にハイテク設備の数々ながら43万円からという良心的な価格の納骨堂になります。
遠くの滅多にお参りに行けないお墓に数百万円払うよりも、ふらりとお参りに行けるアクセスの地に納骨堂を求めることは非常に合理的と言えるのではないでしょうか。
今後、ますますこの傾向は増えるのではないかと思われます。少子化や地方の空洞化などで、従来のあるべき姿とされたお墓事情は大きく変わっていくことになるでしょう。
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